犬のお散歩レッスン中、犬は人の左側を歩かせる説明をすると必ず頂くご意見があります。

「人は右」だから、犬同士が外になる様に右を歩かせている

いずれは、犬はどちら側でも歩けるようにしたいのですが、ふと歩行者のルールが気になったので調べてみました。

歩道等と車道の区別の無い道路の場合

歩行者は、歩道又は歩行者の通行に十分な幅員を有する路側帯と車道の区別のない道路においては、道路の右側端に寄って通行しなければならない。ただし、道路の右側端を通行することが危険であるとき、その他やむを得ないときは、道路の左側端に寄って通行することができる。

道路交通法第10条第1項より抜粋

住宅街や田舎道の白線の無い私道では道路の右端を歩くのが正解です。

でも、工事中など危ない場合は反対側を歩いても構いません。

そこで「人は右」と言われるのですね。

では、歩道がある場合はどうなのでしょう。

歩道等と車道の区別がある道路の場合

  • 日本では車両と歩行者が同じく左側通行であったが、終戦直後死亡事故が頻発したことから、車両と歩行者の対面交通を採用
  • 歩行者の通行区分を右側通行歩道と車道の区別のない道路に限る)に変更した

ウィキペディアより抜粋

特に歩道内では通行の決まりはありません。

自動車だけが判断するだけでなく、歩行者は向かい合ってすれ違う事で危険を避けるという狙いなのです。


指示がある道路は、車道の奥が歩行者どうしのすれ違い、車道側が自転車同士のすれ違いです。

「人は右」の意味をまとめると

「人は右」とは進行方向の道路の右端を歩くことで、人同士のすれ違いの意味ではありません。

対面通行を考えると、歩道内で人同士がすれ違う場合は、車と対面する人が車に近い側を歩くのがベストなようです。
歩行者の通行ルール
それなら、歩行者道士は左側通行です。

ちなみに、盲導犬は道路の左側を歩きます。

「人は右」なので対面通行になり確認しやすく、盲導犬は広い方へ避ける判断をするそうです。

「人は右のすれ違い」ではありませんから、その場で安全な方法を判断すれば良いのです。

ルールを守れ!とトラブルもあるようですが、頑固になるのが間違いなのです。

歩行の雑学

その他にこんな興味深い知識も得ました。

  • 占領軍GHQの指導で「自動車を右側通行」に変更するように要求したが、日本が「道路上の施設の変更や車両(バス等)の乗降口の変更等に天文学的な財政支出を必要とし、また長期の期間を有する」との理由で反対
  • 鉄道駅構内では歩行者は左側通行が原則
  • エスカレーターの立ち位置は大阪万博を機に国際標準の右立ちを徹底、今でも右立ちのルールは、大阪、兵庫、京都の一部のみ

なるほど、混乱する訳です。

犬連れなら相手を右に見てすれ違うご提案

白線の無い道路は右側を歩けば良いのですが、歩行者レーンの場合のご提案です。

スムーズに行くと感じるのはやはり左側通行で「相手を右に見る」ことだと思うのです。

犬連れならなおさらです。

盲導犬やしつけ教室、訓練所では、犬は人の左を歩かせるように教えます。

相手を右に見てすれ違えれば犬は外側、犬も他人に接近せず安心です。

常に「ゆずる」心のゆとりと、柔軟な対応=思いやりを持ち合わせたいものですね。