お散歩は、のんびり歩くだけではありません。

 

犬にとってこの人は身の安全を守ってくれるのか、頼れるリーダーなのか、

頼りないなら自分がリーダー役を代わるべきか、

常にチェックされているのです。

 

なので、散歩のタイミングは関係性を構築しやすいと考えます。

私は散歩する時、犬の皆さんには少し後ろを歩いて頂きますヨ。

 

なぜなら、犬が自分より前にいると、咄嗟に飛び出された時、

重心が持っていかれて転倒するかも知れません。

転ばなくても、無理に踏ん張った事で、どこか痛めるかも知れません。

 

実は、散歩のルールを身に付けていない犬を散歩していて、

まだ世間知らずだから、と右往左往、興奮する動きを大目に見ていたら、

見事に転んだことがあります。

 

避けながらバランスを崩し、アスファルトに尻餅。

倒れた弾みで後頭部を打ちました。

 

そして、子供の頃には無かったような転び方に、

自分も歳を重ねてる…と驚愕の事実。

気絶するようなことになってたら、と思うとゾっとします。

 

なので、犬に良かれと思って好きな行動を取らせることは、

自分と犬と周囲を事故に巻き込むこともあるのです。

 

普段から引っ張りがあって、抑えるのが大変と感じているなら、

早めに対策される事をお薦め致します。

 

そこで、私が散歩に行く際、こんな事を気を付けています。

ご参考になさってください。

 

①オスワリを徹底させる

興奮して引っ張ったら、オスワリをする様に教えます。

合図は、リードを瞬時に真上に引き上げ、スワレの体制を作ります。

それだけでは出来ない時、犬の真正面に立ち塞がり、にじり寄ります。

犬にとって、自分より大きい相手に正面から対峙することは、

身の危険を意味し、プレッシャーがかかるのです。

 

②容赦なく歩く

前に出たり右往左往と蛇行する時は、よそ見をしていて不注意です。

そんな時は避けずに容赦なく足にぶつからせます。

 

また、脇をすり抜け先頭を歩きたがる時は、足で邪魔して阻止するか、

さり気なく幅寄せします。

なので、壁沿いの道を選ぶと良い練習になりますよ。

 

合図を足でするなんて!

と思うかも知れませんが、犬にとって手も足も無いのです。

 

それに、犬に教えるには瞬時の対処で無ければ意味がありません。

手を使うのでは距離があり、遅過ぎるのです。

 

そして、何時も堂々と胸を張っているのも、

犬にとってはボディランゲージです。

犬に覆いかぶさる体制は不安を抱かせます。

 

また、首に圧がかかるだけで吠えかかる犬もいます。

そんな場合、手を出すことで身を寄せるのは危険なのです。

 

それに、右往左往させてマーキングの習慣が身に付きます。

あれは、犬飼いとしても見ていて気持ちのいいものではありません。

寄りたがっても、犬の顔色を伺わずズンズン進んでください。

 

ただし、ウンチストップかも知れません。

寄り道出来ないと思うと、ほぼ歩きながら排泄する器用な犬もいます。

さり気なく様子を見ている必要もあるのです。

 

③道具を変える

引っ張り慣れている、力が強い、身体が大きい、興奮しやすい場合、

引っ張り防止ハーネスを付けたり、首輪とリードを変えます。

 

引っ張る犬は、背中にリードを繋ぐハーネスを使用していたり、

首に余裕があり過ぎるハーフチョークや、伸縮リードを使っています。

道具を見直すだけで、落ち着く犬もいるのです。

 

ハーネスやハーフチョークは、既にトレーニングが出来ている犬が使うものです。

なので、海外で使われていることが多いのです。

しつけが浸透していない日本の犬文化は、

オシャレさや便利さが先に立ってしまい、

わざわざ犬を厄介者にさせている様なものなのです。

 

伸縮リードは、歩く際は短く固定するなら良いでしょう。

歩く時に伸び縮みをさせていると、首に人の動きが伝わりません。

挙句、人と離れて歩く習慣が身に付きます。

 

わざわざ数メートル離れて歩く意味も、良い点も一つもありません。

危険な物を口にいれたり、通行の邪魔をするだけです。

 

ただし、広い所で遊ばせる、呼び戻しの練習など、

目的がある場合はとても便利です。

 

注意点は、犬や子供が近くにいない時に使いましょう。

うっかり脚や首に絡まるとどうなるかは、言うまでもありません。

 

④リーダーウォーク

先頭を歩きたがる犬の場合、歩きながら突然向きを180度変えます。

 

散歩中、犬側にUターンを何度も取り入れ、

先頭に出ようとする度に、進路妨害をします。

 

いきなり人が向きを変えて自分に向かって来たら、

「この人アブナイ!」と思われ、安全なやや後ろに落ち着きます。

上記Facebookの柴犬は、Uターンで人に注意するようになりました。

 

まとめますと、

オスワリの徹底、

足で合図(邪魔)をする、

道具を見直す、

リーダーウォーク(Uターン作戦)

 

良かれと思っていることは悪癖の原因かも知れません。

少し工夫してみてはいかがでしょうか?