「かわいそう」という言葉は、生き物相手にしていると頻繁に遭遇します。

この「かわいそう」は強力な言葉で、わたしが長く苦しんだ経験があります。

 

動物本来の行動を考えると、

「こうしてあげたらもっと落ち着いて、健康に暮らせるのに」

という、新しい習慣を作り出す邪魔をします。

 

例えば、室内暮らしの猫を見ていて「かわいそうに」と感じることがありません。

というのも、猫は自由に過ごしているし、人が猫の行動に合わせて試行錯誤しています。

 

しかし、犬の場合は違います。

犬は、犬の行動を人の生活に合わせます。

教える過程で嫌がったり、自我を見せてきます。

嫌なのかな、嫌なら可哀想だな、という考えは自然な事でしょう。

 

なので、飼い方の方針として、どこを重要視するかが各ご家庭で大切です。

例えば、避妊去勢はしない方針のご家庭もあります。

その場合、飼育の苦労や病気のリスク、性ストレスを一生負わせます。

しつけをしないなら、人社会を理解できない不安と恐怖を感じながら一生過ごす事になります。

 

「かわいそう」

と言う発想が招く可哀想な事態もあるとご理解ください。