ペットと暮らすなら一緒に食を楽しみたい!

薬や療法食、ペットフードの加工食品に頼りすぎていませんか?

何でも食べられる健康なペットに育てるのも飼い主さま次第です。

新鮮な食材から栄養を摂取して、健康にその子の命を輝かせてあげたいと私は考えます。

 

今回はタコを取り上げます。

寒暖差ストレス、生活環境の変化、ご本人もご家族もみんなが神経を使うお疲れな季節。

救世主かと思うくらい、オススメ食材なのです。

 

しかし、猫にタコを与えるのは危険、とネット上では多く見られます。

果たして、タコはそんなに危険なのでしょうか。

確かに、タコにはビタミンB1を分解する酵素が含まれています。

ビタミンB1は生命維持に重要な役割です。

不足すると、成長不良、神経炎、運動機能障害、死に至る場合もあるようです。

また、タコは消化に悪く、喉につまらせ窒息したり、嘔吐下痢を引き起こす指摘も多数あります。

 

しかし、タコは高タンパクで低カロリーの栄養効果が高い食材です。

タコの栄養効果を理解している野生のイルカは、命がけで捕食するほどです。

タコを飲み込もうとしてイルカが窒息死

 

私もタコを詳しく知ってからは、体調に合わせて摂り入れるようになりました。

 

なぜなら、タコは食材の中でも群を抜いてタウリンが多く含まれています。

タウリンは、身体を一定に保つ調整機能をもっていて、暑さ、寒さ、体温や血圧を維持しています。

生命維持に必要なタウリン。

犬や人は体内で合成される量は少なく、猫は合成出来ないので、完全に食事から摂取する必要があるのです。

でも、今はペットフードに必ず添加されているので心配ありません。

 

その他、タコにはこの様な栄養効果があります。

  • タンパク質は、筋肉や臓器、体のすべての構成成分として
  • 亜鉛は、発育を促し、新陳代謝を良くする効能
  • ビタミンE …抗酸化による老化防止、血液循環
  • ナイアシンは、タンパク質、脂質、炭水化物の代謝をサポート

成分表の数値などで見比べると、その素晴らしさは一目瞭然なのです。

タコの奴、見た目も中身も度肝を抜いてくれますね。

 

それに、タコに含まれるビタミンB1分解酵素の「チアミナーゼ」は加熱で失われます。

チアミナーゼは身体に長く留まらない性質なので、生のタコを大量に、頻繁に摂取しなければ危険はありません。

タコを購入する場合、日持ちさせるために加熱されています。既にチアミナーゼの心配は要りませんね。

むしろ、鮮度が落ちることで発生するヒスタミンは、加熱しても失活しません。

タコと言わず、全ての食材の値引き品を購入する際は注意が必要です。

 

そして、タコが危険だと一番誤解される原因は、肉質に弾力があるので消化に悪いと言われる点です。

しかし、タコの主成分はタンパク質であり、消化に悪い(=消化をしない)食物繊維は含みません。

タコは本来、消化率が高い食材なのです。

 

以上のことから、タコは栄養満点で消化の良い食材なので、安心して与えられます。

ただし、加熱済みで鮮度の良い物を細かくして与えましょう。

お口サイズでないと嫌がります。2mmくらいにカットして2切れ程度。

 

猫は食べ慣れないものを警戒します。

まずは新鮮なタコを一口、お裾分けから初めてみてください。

ナニコレ?美味しいー!と喜ぶ姿は、飼い主冥利につきますよ。

 

しかし、喜ぶからと何個も与えてはイケマセン。

何事も過ぎては毒なのです。

くれぐれも強奪されませんようにご注意下さい