暑すぎる今年の夏は、私たちにとって初めての経験です。

冷房管理していない部屋や留守宅の場合、

長い時間高温になる場所もあるでしょう。

 

台所や玄関周りに置いてあるドッグフードは、

今年の酷暑に耐えられるのでしょうか?

 

当店取扱のペットフードメーカーに質問したことがありますが、

流通、販売、店頭陳列、家庭で保管程度の気温には

耐える様に設計されているそうです。

ただし、メーカーや値段相応なのは言うまでもございません。

 

では、標準的に考えられている温度は何度なのでしょうか?

 

よく使われている「常温」の意味する温度は、

食品衛生法の添加物の通則の中では15~25℃,

日本工業規格 JIS K 0050:2005 化学分析方法通則では、

15~25℃であるとしています。

さらに,「室温」の定義は添加物の通則で1~30℃、

日本薬局方の通則では 1~30℃としています。

冷所とは同じく添加物通則で1~15℃、

JIS で1~15℃,局方で15℃以下としています。

参考: 日本食品分析センター JFRL ニュース Vol.4

「室温」と表示されている場合の想定温度は30℃までです。

ということは、冷房の点いていない室内は悠に超えているのです。

 

1階と2階でも違いますし、集合住宅と戸建てでも違いますが、

カビの発生しやすい温度の範囲は20~30℃ですから、

もう、慎重になっておくに越したことはありません!

完全に室内はアウトと考えて良いくらいです。

 

ところで、ペットフードを冷蔵庫で管理する方は多いです。

しかし冷蔵庫は、ドアを開閉する温度差から結露が発生します。

カビが発育する際に必要な「水分、酸素、養分」がそろってしまうのです。

 

密閉したまま保管するなら冷蔵で大丈夫ですが、

出番が来てレギュラーメンバーになる時、

数日で使い切る分だけを取り出し、残りはそのまま密閉しましょう。

 

ペットフードは雑貨物です。

使用部位や添加物の使用量、質はともかく、一応食べ物です。

食べられる物なら数日で痛んで当然、という心構えが必要なのです。

 

そこで、これからはお米の様に扱ったらよいと考えます。

お米は、気温、湿度に敏感で、カビが生えやすく、虫が付き、

デリケートな食材なのに、一般の家庭で取扱う量が多く、

全量冷蔵庫に入れるのは困難でしょう。

 

そこであるお米屋さんが、

布団や衣類の真空パックで保管を勧めていましたので参考にしましょう!

 

1.市販されている布団や衣類などを入れて真空パックが出来る袋を用意する。

2.米袋にお米が入っている状態、またはビニールにお米を移し替えて、
口を輪ゴムや紐で縛り、フォークなどを使い米粒が飛び出ない程度の穴を袋にあける。

3.お米が入っていて穴をあけた状態の袋を、圧縮袋にそのまま入れる。

4.掃除機で袋の中の空気を抜いて保存する。

参考:冷蔵庫に入りきらないお米の保存

 

半年は常温で保管できるというし、圧縮袋は再利用できるし、

とてもありがたい知恵ですね。

 

大型犬、多頭飼いのブリーダーズパックをご購入のご家庭は、

すぐにでも取り掛かることをお薦めいたします。

 

ワインやカメラに専用の保冷庫があるのに、

食品が常温で平気っていうのはおかしな話です。

 

販売されて未開封までは企業に頼れますが、

開封したら責任のボールは自分がキャッチしています。

 

少しでも安全に、自衛出来る知識を持ちたいものですね。

ドライフードばかりに頼らず、手作り食も併用する事をお薦めしておきます。