犬との暮らしの問題に、散歩中の引っ張りがあります。

引っ張る原因は様々ですが、避妊去勢をしない犬は本能欲求が強く、トレーニングでは対応出来ないシーンもあります。

男性オーナーの場合は良いのですが、女性の場合、犬が本気を出した時には押さえ切れないでしょう。

そんな時に、ジェントルリーダーと呼ばれる、頭に装着するハーネスがおススメです。

ジェントルリーダーは、犬の行動学、心理学に基づいてトレーニングの為に開発されました。
犬の本能行動を逆に作用させるよう設計されているので、力のない人でも容易に犬をコントロール出来るのです。

ジェントルリーダーは犬をリラックスさせ、安心感を与え、自信を持たせます。
犬は恐怖や不安が減ると、学習速度が早まり、人とのコミュニケーションが取りやすくなります。
恐怖や不安を減らしてあげることで、扱いやすい犬になるのです。

日本では見かけませんが、専門家や獣医師が推奨する世界中で愛用されるしつけグッズです。

ジェントルリーダーはどんな犬におすすめ?

  • 怖がり
  • 神経質
  • 力が強い
  • 吠える
  • 飛びつく
  • 拾い食い

など、逃げ出す、突進する等、とっさの動きに対応出来ます。

ジェントルリーダーは顔につけて可哀想?

馬のような大きな動物は、首ではなく頭でコントロールします。


鼻先の向いてる方向に体はついていくため、頭部をコントロールすることで力は使わずに済むのです。

ジェントルリーダーを使う良さは?

犬が本能的に理解する形で、人との意思疎通ができます。
伝えたいことを犬にわかりやすい合図に置き換え、リードを持つ人がリーダーであることを理解させます。
犬は人のリーダーシップを感じ取ると、自分の身を護るために神経を尖らせる必要がなくなり、状況判断をリーダーに託します。
頼れるリーダーの元で身を守ることが出来、リラックスすることができます。

ジェントルリーダーはどのくらい使い続けるの?

犬の恐怖度、自由度により様々です。
ジェントルリーダーの装着後、10分以内に行動に変化(おとなしく歩く、静かに座る)を見せる犬が多くいます。
歩くルールが身につき、飼い主が犬のコントロールが取れるようになったら普通の首輪に変えると良いでしょう。
ノーズループだけ外し普通に首輪としても使えます。

ジェントルリーダーの仕組み

首輪やハーネスはリードの取付部分が後ろ側にあるため、人がリードを引くと犬は反射で引っ張り返す行動をします。

ジェントルリーダーは特許を持つデザインで、圧の8割が首の後ろにかかるため力の反作用を利用します。
犬は本能的に圧に対して押し返すため、引っ張りがなくなるのです。

ジェントルリーダーの注意点

  • 恐怖や、痛み等医療上の問題、縄張り意識への対処には効果がありますが、ジェントルリーダーだけで解決する訳ではありません。並行してトレーニングを行い、犬をコントロール出来るように努めましょう。
  • リードを強く引いたり、素早く引き上げたりしないでください。
    チョークチェーンを使う強制訓練を経験していたら一度忘れましょう。
  • 初めてメガネを掛けた時や、マスクを付けた時を思い出してください。
    人ですら効果を理解して、自ら納得し装着ても、違和感や不快感があります。
    嫌がることは想定し、ゆっくり慣らして下さい。

どんな反応が出るの?

  • ノーズループを前足で外そうとする
  • 地面に寝転がる
  • 後ろ足で立ち上がる

大暴れするように見えるかも知れません。
それは、装着したことを苦痛に感じているのではなく、自分で好き勝手に動けないことに抵抗しているのです。
嫌がる犬ほど、飼い主を無視した自由度の高い生活が身についてます。

犬が嫌がる時してはイケナイ飼い主の態度

犬をなだめるような言葉をかける、撫でる

なぜなら、抵抗しているときに言葉をかけると、望ましくない行動を助長することになってしまいます。
結果、力を使えば自由になれると学び、今後ますます気に入らない場面では力を使います。
声掛けや撫では、犬が大人しく歩く、座る、など良い行動をしている時に使いましょう。

ジェントルリーダーの慣らし方

犬が素早く楽しく学習できるように、ご褒美を使った陽性強化を使いましょう。
ジェントルリーダーの装着が済んだらすぐに犬を励まし、飼い主の横を数歩前進したらおすわりをさせてみます。

おとなしく座った時は、圧がかからないように即座にリードを緩めます。
リードにかかった力を緩めることはご褒美になります。

犬が人より先に出て、引っ張って歩くならリードが長すぎます。
犬の頭が人の身体の脇で、リードはアルファベットのの形になる程度ゆるませます。

犬が引っ張って歩く時は、リードをしっかり押さえます。
それだけで、犬の鼻先と頭が人の方に向くので、犬はそれ以上引っ張れません。

慣れるまでこまめにたくさん褒めてあげられるように、歩かせ、座ることを繰り返し、犬を忙しくさせましょう。

犬に教える時の心得

食べ物のご褒美はすぐに取り出せるようにポーチかポケットに入れておきます。
犬がお腹を空かせているタイミングが効果的です。
優しく落ち着いた声で褒めます。怒鳴ったり厳しく叱ることは犬を怖がらせ、学習を遅らせるからです。

犬に教える時の注意点

リードに力がかかったままや、リードを引っ張ったままにしないでください。
犬を混乱させ、抵抗させる行動をとるかも知れません。

リードは人の意思を伝えるイエス・ノーの信号です。
リードが緩むと「イエス」「良い行動」、リードを引っ張ると「ノー」「良くない行動」です。
犬にはいつでも「イエス、ノー」をハッキリ伝えられるように心掛けて下さい。

まとめ

しっかりとしたジェントル(優しい)なリーダーがいることで、犬は安心感を得ることでしょう。
怖がりや神経質なことで、一生ストレスを抱えているのは生き地獄です。
一刻も早く得体の知れない恐怖から開放してあげてください。
その為に、ジェントルリーダーのような道具を活用する事もオススメ致します。

不安な場合は、陽性強化を理解しているトレーナーに相談することをオススメ致します。