陽気が良くなり、ウォーカーやランナー、ロードバイカーがカラフルで華やかです。

それに最近はスケボーやら何やら、人ですら「オオッ!」と声をあげたくなる事も多々あります。

それなら犬にとってはもちろん、未知との遭遇です。

この季節のお散歩中、興奮した愛犬に振り回されてしまいませんか?

 

先日、元気印のハイパービーグルゆめこさんがお散歩レッスンにご来店下さいました。

お散歩のアドバイスを差し上げるなかで、よくある質問や私が思うことをまとめてみます。

ハイパーはいつまで続く?

成長する過程で知識と経験を重ねますから、日に日に落ち着いていきます。
大型犬小型犬、種類性別を問わず、3歳を迎える頃には落ち着き、むしろ寂しく思うでしょう。
しかしそこまでの期間、飼い主さまが怪我なく無事に過ごせるか、不安かも知れませんね。

基本的には横を歩かせる習慣を

元気すぎて怪我をしたり、他人に怪我を負わせたら洒落になりません。
どんな状況でもすべて飼い主の責任問題になります。
歩く練習はそんなに難しくありませんから、一度きちんと習うことをオススメします。

リードの種類も見直してみる

女性や高齢者の場合、ご自身が持ちやすいリードにする効果は大きいです。
滑り止めのついたガーデニング用など薄手の手袋を併用するとさらに安心です。

大型犬だからといって、手のひらに収まらない太すぎるリードでは、繊細なやり取りが出来ず、力を使う事になります。
また、小型犬だからといって細すぎるリードでは、手の中で握った感覚が伝わりづらいと感じます。

リード自体にゴムなど伸縮性がある物は、引っ張られた際の伸びしろが、余計に手や関節に負担を感じます。
それに伸びしろは、引けば前に進める経験をします。むしろ引っ張りは強化されるでしょう。
犬が身体から離れるほどコントロールはしづらくなりますからご注意下さい。

結局、オーソドックスな布革製品が安全なのです。
どんなにしつけたからと安心せず、相手は動物。とっさに動くことはゼロではありません。
リードは細すぎず太すぎず、持つ人が持ちやすい形状が良いでしょう。

首輪かハーネスか

首輪をオススメします。
なぜなら、首輪のほうが意思の疎通がしやすいです。

ペットシッターやお散歩代行で、鎖の首輪(チョークチェーン)や半分だけ鎖の首輪(ハーフチョーク)を使うことがあります。
動物愛護の前に(使用禁止の国もあり)、引っ張られた時に首が絞まる分、思ったより長さに余裕があるため踏ん張りが出遅れやすく、力関係では不利です。
訓練目的なら犬も人も構えが違いますから、また別のお話です。

特に、ハーフチョークに関しては装着が楽なだけで利点を感じません。
使っている犬の多くは自由度が高く、引っ張りの習慣が感じられます。

ハーネスに関しては、この時点では引っ張り防止以外の物は勧めません。
背中にリードを付けるタイプでは首が苦しくない分、ますます全力で前に引っ張ることを覚えるのです。
それに、ハーネスは身体を覆うので、被毛や筋肉の動きが封じられ、犬に接する時は表現が減るので不利になります。
犬同士が過ごすドッグランでもオススメ出来ません。

海外の動物愛護先進国では、首輪ではなくハーネスが常識、と言った情報もあります。
しかし、生活に密着した犬文化の歴史があり、犬の気質を配慮したブリーディングからして日本とは土台が大違いなのです。

また、首に負担がかかる、気管を痛めるといった恐怖をあおるアドバイスをする獣医師やショップの方がいらっしゃいます。
犬という動物はそんなに華奢に出来ていませんし、華奢に育ててはイケマセン!
心配だからこそ、きちんと歩く事を教えてあげましょう。

コントロールしやすいリードの持ち方がある

人の横を歩く練習をしている時は、習慣になるまで犬の立ち位置を決めると良いでしょう。
左脇を歩かせる様に意識したとして、犬とすれ違う時は犬が外側、飼い主同士が内側なら安全です。
お散歩バッグは背負って、リードは両手持ちが基本です。

リードの持ち方は、先端の輪っかに右手の親指を通しそのまま手のひらで握ります。
左手はリードを上からつかみます。
自然に手を下ろすと、両手の親指は正面を向きます。
人の自然な体勢であり、関節も可動しやすく、両方の手首で90度のロックがかかります。

左手から下がるリードは、アルファベットのJの形で犬につながります。
もし、長さが余るようなら、の形を維持できる程度に折りたたみ、手のひらで握って下さい。

とっさに飛び出した時は、両手を太ももの辺りで固定し踏ん張ってください。
人の体制は低いほうが踏ん張りやすいですし、低い位置をキープすることで首輪が脱げづらく、興奮が収まりやすいです。
興奮の矛先が人に向かった場合、左手を真上に引き上げ、噛まれないように落ち着くまでこらえて下さい。

引っ張りにも攻撃にも耐えられ、普段はリラックスして歩けるのはの距離感だと実感しています。

飼い主さまは意識していないとすぐに左手が緩みます。
犬も頑張って覚えようとしているのですから、飼い主さまもほんの少しがんばりましょ!

 

まとめ

散歩は人との関係づくりに最適です。

ペットホテルでお預かりする犬たちも、到着後すぐに散歩に連れ出し、まずはお互いを知ります。
散歩に行くと行かないのでは場慣れ、犬慣れも大違いなのです。

犬との暮らしに、ぜひお散歩効果を取り入れて下さいね。