犬はたくさんの種類がいる様に、魂の数だけ個性があります。

犬という大枠でとらえていませんか?

 

なぜなら、公園や病院で遭遇した犬に「ごあいさつ」とか「お友達」と言って、無理やり犬に近づけてはいませんか?

 

または、怖がりな犬をドッグランに連れて行き、犬に追いかけられたり。

楽しんで追い駆けっこをしているのではなく、実は愛犬にとっては生きるか死ぬかの瀬戸際。

殺される思いで走っているのかも知れません…

 

これはお恥ずかしながら、私と愛犬ちゃんぷるの実体験です。

良かれと思った事は全て悪いパターン。

犬にとって、不信感が募る鬼飼い主なのでした…

あの時は辛かった…

 

いろいろなモノゴトに慣らす社会化は犬に必要です。

しかし、順を追って良い経験をさせてあげなくては逆効果なのです。

 

先日、お預かり中の犬たちにナルホド!なシーンがありましたのでご紹介致します。

 

お泊まり頂いたのは、マルチーズのヒロ君。警戒心たっぷりなお年頃で8か月。

人に対しては強気ですが、犬は苦手。

一方、お泊り中の柴犬あんずちゃん。

柴犬らしく神経質ですが、犬同士の遊びは大好き。

お泊り経験を重ね自信がつき、日に日に成長を感じます。

 

両者の温度差は大アリですね。

こんな場合、ヒロ君は犬と同じ空間で過ごせる事を目指します。

 

でもあんずちゃんは一生懸命遊びに誘います。

ヒロ君は、弾み、回転する奇妙な犬の動きを見たことは無いでしょう。

意味がわかりません。

不審なあまり、吠えだしてしまいました。

さあ、どうする?あんずちゃん!

冷や汗をかきながら考え込んでいます。

 

理解が出来ずさらに踊る様に近づきました。

結果、吠えられてしまい諦めました。

 

よく聞かれる質問に「うちの子は犬や人を見ると行きたがるのですが、好きなのですか?」があります。

私たち人間も、好きか嫌いかはともかく奇妙な出来事は2度見しませんか?

 

好きか嫌いの2択だけではなく、単によく見たいだけなのでしょう。

犬が怖がる対象には、座らせて落ち着かせて、よく見せてあげる事で納得することが多くあります。

 

今回ヒロ君はじっくりあんずちゃんのはしゃぐ姿を観察。

その後、吠えることはありませんでした。

自分に危険が及ばないと分かれば犬の理解は早いものです。

万が一、向かって来た場合は、先程のように吠えたら相手は止まってくれました。

良くも悪くも吠える効果を学んだのです。

 

だから吠え癖が付いた、と言うわけではありません。

自分の出来ることを知っているだけで自信がつき、無闇に怯える必要は無くなるでしょう。

 

吠えられた側のあんずちゃんとしては、強引に誘ってもなんだか嫌がられているみたい…と、遊んでくれない相手もいると知りました。

 

こんな風に小さな経験を重ね、ゆっくり考えさせ、慣れさせるのが良いでしょう。

くれぐれも無理はさせないように、そしてイザと言う時は勇気ある撤退を選んでください。

うちの子の様子を読み間違えないようにご注意くださいませ。

ある日のペットホテルの犬たちが学ぶ様子でした。