犬が吠える理由があります。

吠える理由を観察し、推測し、原因を見つけますが、

柔軟な発想と、行動を表現する適切な語彙を増やしたいものです。

 

そんな事を思ったのは、定期でご依頼の散歩のお世話に伺った時のこと。

散歩が終わればすぐ帰りますが、その日は玄関先で立ち話をしました。

 

家の中に戻った犬が再び玄関に戻り、私に向かって吠え始めたのです。

大きな声でワンワンと、真っ直ぐにわたしを見て吠え続けます。

飼い主さまは「寄って行けって言ってんのよ」と通訳してくれました。

 

それは、私の中にない発想でした!

吠え続けるのは、人を怖がらせ、興奮し、問題だと思っていたからです。

 

飼い主さまがどんな言葉を当てて考えるかで、印象は代わります。

ナルホド!

それなら、世間では犬が吠え続けていても、仕方がない訳です。

 

ただ、嬉しくて吠えても、吠え続けられたら不快です。

吠えることで更に興奮し、飛び付く、舐めるなど、相手を汚すかも知れません。

 

それが良い人もいますが、嫌な人もいます。

基準は、嫌な人に合わせておく方が良いのです。

 

吠え問題の対策では、小さな吠えも一貫して止めます。

声を出したことで要求が通ると、その後も繰り返すからです。

 

「寄って行ったら?」は、私に来て欲しい要求です。

そんな理由がわかれば、悪い気分にならず、むしろ嬉しいです。

 

この時に犬の意思を汲みつつ吠えを止めたら、犬は意図をわかってもらって、さらに飼い主さまに信頼を寄せるでしょう。

 

犬は必ず吠えます。

だけど、現代の飼い犬が生活の中で吠え続ける必要はありません。

意思を汲みつつ、吠えを止めて落ち着かせてあげられたら良いですね。