犬に対する考え

幼い頃から動物に囲まれていたので「ペット」という概念もなく育ちました。

なので、

犬が好き、猫が好き、どの種類が欲しい

という発想がありません。

捨てられていた、親の知人が拾った、など、

動物との暮らしは受け身でご縁です。

 

家族を好き嫌いで判断出来ない様に、

犬、猫、空を飛ぶ鳥、人種、子供に好きも嫌いも無いのです。

 

なので、ドッグトレーナースクールの講師が自己紹介の時

「好きな犬種」を述べたことにカルチャーショックを受けたくらいです。

 

犬のイメージ

あまりいい印象はありません。

  • 飛びついく
  • 吠えてうるさい
  • 糞尿を踏む
  • 臭い

こんなイメージでした。

今でもこの考えはベースにあり、嫌だと思う事柄です。

麻痺しない様に、更に厳しく神経を尖らせている項目でもあります。

 

犬好きな人に対して

犬はみんな可愛い!大好き!という「犬好き」な方がいます。

そういう方は、上記の嫌な事柄を「何でも」受け入れる度量の広さがあるのです。

 

その代わり、問題を起こすのも自称「犬好き」です。

その度量は他人には受け入れられません。

町の普通の公園に「犬の立入禁止」が増えた事でも分かるように、

犬の迷惑行為が分からないのです。

 

良い血統でも、吠えなくても「犬は犬」です。

自分の当たり前は他人には通じないことを肝に銘じ、

感覚が麻痺しない様に気を付けています。

 

サッカーのサポーターがゴミを拾うように、

犬好きなら落ちているフンも拾いましょう。

落とした人を責めても無駄なのです。

 

ドッグトレーナーをしている訳

わたしは家で犬を飼っていた歴史は長いですが、

時代の流れで飼い方はげ激変しました。

 

初めて買った自分の犬、初めて飼う小型犬に手を焼きました。

問題行動の思いつく限りのオプションを装備させてしまったのです。

 

しつけ教室に通いましたが、期待する効果が得られませんでした。

今思えばそれもそのはず、行動を叩きなおしても心は納得しません。

非行少年みたいに、動物に改心はないのです。

 

暗中模索した結果、トレーナースクールに通う事となりました。

 

世界のトレーニング技術や情報は進んでいて、

心理学、行動学を取り入れることで、犬が喜んで指示に従ってくれるのです。

犬にどうして欲しいか教えると、簡単に学んでくれます。

 

指示に従ってくれる!

散歩で横を歩いてる!

 

嬉しくて、楽しくて、感動ばかりでした。

今でも毎日毎回、犬に指示を出してはその都度感動して喜んでます。

 

特に学習していく過程が目覚ましく、

知恵を使って頑張る姿は感動ものです。

 

犬と暮らしているなら、犬を頑張らせないなんてもったいない。

犬はみんな勤勉なのですから。

 

わたしと同じ様に犬との関係に悩んでいるご家庭には、

是非この喜びや感動を知って欲しいと思っています。

 

という訳で、

犬は大きさにかかわらず危険と身をもって体験しており、

可愛いという感情論では判断しない、

贔屓の無い、一貫した態度のとれるわたしは、

トレーナーに向いているなぁ…と日々思っています。

 

犬と向き合う面白さ

犬の行動を観察すると、益々興味は深まりました。

「他人は自分の鏡」

動物にはさらに自分を映し出せるのです。

 

わたしの場合、過去の嫌な出来事や経験、恐怖症など、

全て犬を理解する為に経験したのではないか?と感じます。

 

例えば、高所恐怖症。

安全を頭で理解しても、身体がコントロール出来ません。

怖い場所での神経の尖り方は野生そのもので、

近くに人がいるのも恐怖の対象です。

口もきけなくなるし、話を聞いている場合ではなくなります。

まさに、怖がりの犬と同じなのです。

 

例えば、トイレ。

汚いトイレに遭遇するのが嫌で、その映像は数年薄れません。夢に見るくらいです。

なので、排泄に神経質な犬の気持ちは痛いくらいわかります。

 

また、人見知りもそうです。これは役に立つスキルでした。

大人になり、なんとか社会生活は行えていますが、

オフィシャル以外では完全に閉じてます。

 

なので、知らない人に話しかけられるとか、立ち位置が近いのは苦手です。

突然訪ねてくるとか、買い物中に声を掛けられるのも苦手です。

 

これはまさに、犬が知らない人に怖がる事と同じです。

知らない人に撫でられる、触られるなんて、犬って本当にお気の毒です。

 

 

以上、こうして考えてみるとまだまだあります。

犬の存在は自分を客観視出来て、過去の想いから救われ、日々学ばされています。

毎日がドッグセラピーです。

だから、可愛いなんて言葉では形容出来ず、もはや尊敬に値します。

 

まとめると、

人と一緒にいてくれる犬に感謝。

この一言でしょうか。

 

犬に対して「キャー可愛い~」と「はしゃぎ」ませんが、

犬を尊敬し、犬に信頼されるマナーで接しているだけなので、

ご理解くださいませ。

みんなで行動